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LES GOUTTES D' EROS :
EROTIC PHOTOGRAPH / DRAWING COLLECTIONS BY THE deep / MO

1月18日 ~ 2月15日




©Makoto Orui



 本展は、パリ在住でアート・ディレクター でもある大類信が、1984年に設立した Fiction inc. Tokyoから発行する奇妙的欲望の思想誌「SALE」や写真集などの編集・デザイン・発行の傍、1990年8月20日、東京・乃木坂にギャラリー &ナイトクラブとしてオープンしたTHE deepでの展示作品と大類自身のコレクションから「EROS」を主軸にセレクトされている。当時成山画廊も「FREAKS」展などで協力した経緯があり、この度成山画廊での開催となった。

 そのTHE deepオープンの大義は、「SOUND & VISION:心の眼で見る美しさ」、そしてDEEPER THAN UNDERGROUND 。大類が偶然か必然かで発見し新解釈した「ボンデージ」の始祖であるジョン・ウイリーを含めた、日本で未紹介の無垢なエロティシズムの美意識を発掘すること、そして毎週金曜日の夜から翌朝まで、DJ EMMAの選曲によるハウスの爆音で踊り明かすことであった。1994年に渋谷・南平台に移転して、ギャラリーとカルト・フィルムの上映、ラス・メーヤーの映画配給、アート・ブックや仏雑誌「purple」、「self service」などのディストリビューション本を含めた物販のスペースにもなるが、2001年にビルの建て替え工事のために、東京での11年間の活動に終止符を打った。

 THE deep Tokyoでセレクトした主なアーティストは、ジョン・ウイリー、ジル・ベルケ 、ジェラード・マランガ、ブルース・オブ・ロサンゼルス、リチャード・カーン 、アニー・スプリンクル、ラス・メーヤー、ヒロミックス 、デストロイ・オール・モンスターズ、ホンマ・タカシ 、アリ・マルコポーロス 、ピエール・モリニエ、ベティ・ペイジ、トービョーン・ロドランド 、イリヤ・イオネスコ、エマニエル・マフィーュ、フレンチ・ピンナップ....などで、展覧会は80数回に及ぶ。

 その後、1998年にパリ18区の元倉庫を改装後、地下にTHE deep Parisをオープンする。1999年に森山大道のカラー写真展「TOKYO COLORS」、2001年には、リタ・アッカーマンのペインティング展「STYLE SHOW FOR THE LEVITATION OF THE STORNG AMERICAN WOMEN」、そして、2002年のパリコレ時に「SUSAN CIANCIOLO RECENT COLLECTIONS」、2006年に「COSMIC WONDER / THE deep / here and there / PURPLE JOURNAL PARTY」、2009年には、「FILM SCREENING OF 60'S A. WARHOL+G. MALANGA INCL. NICO+VELVET UNDERGROUND」などを開催している。大類は2006年にパリ転居。

 成山画廊での本展では、ジル・ベルケ、ジェラード・マランガ、ヘンリ・マッケローニ、クロード・アレクサンドル、ジョン・ウイリー、ブルース・オブ・ロサンゼルス、ベティ・ペイジ、ピエール・モリニエなど強烈な個性と甘美さを醸し出すプリント、マーク・ボスウィックのポラロイド、そしてビル・ワードやナイアガラのドローイングやシルクスクリーン、リタ・アッカーマンがハンドメイドでリメイクしたクローズまで、数多くのコレクションから選び抜かれた作品群をご高覧頂けます。

 また、本展に合わせて大類が「EROS」をテーマに限定1部で制作した奇妙なBOOKS等も同時に展示販売致しますので、乞うご期待下さい。




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