
奥村靫正
「Yapoo, the Human Cattle」
6月20日(木) ~ 7月20日(土) 2024
オープニングレセプション:6月20日(木)18-20時
*会場の都合で御祝花を辞退させていただきます。
成山画廊はグラフィックデザイナーとしても知られる画家、奥村靫正の画業を
紹介致します。奥村氏のデザインは、自ら描いた日本画にCGを施すハイブリットなスタイル
で、広く人の目に触れています。この度ご覧いただくのは加藤和彦、Y.M.O.、チェッカーズ等のジャケットデザ
インといった無機質な印象の作品とは全く逆の、肉感的な作品「家畜人ヤプー」の挿絵、日本画13点です。
三島由紀夫、澁澤龍彦、寺山修司ら巨星が関心を寄せたこの奇妙なSF小説を、白描、裏彩色などの古典技法で紙本に表しています。
ご高覧を賜れます様、お願い申し上げます。
奥村靫正 (オクムラ・ユキマサ)/1947年、愛知県生まれ。幼少期より父親の指導
により日本画を学ぶ。1969年桑沢デザイン研究所卒。1977年ザ・ステューディ
オ・トウキョウ・ジャパン(現TSTJ Inc.)設立。加藤和彦、Y.M.O.、チェッカ
ーズ等のアートディレクションや広告、書籍、雑誌など、活動のフィールドを
広げる。1980年代より日本画の様式やMacintoshを用いたグラフィック作品を発
表、一時代を築く。2023年に『奥村靫正作品集』(グラフィック社)を発表。
女子美術大学客員教授、神戸芸術工科大学客員教授。TSTJ Inc.アートディレク
ター。現在もデザインの仕事の一方で日本画の修練を積む。
〈展覧会/美術館〉六本木クロッシング─日本美術の新しい展望2004(森美術
館、2004年)、東京アートミーティング VI "TOKYO"見えない都市を見せる
(東京都現代美術館、2015年)、ジャパノラマ:1970年以降のアートの新しい
ヴィジョン(ポンピドゥ・センター・メス、2017年)
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