三島 剛
1924年 | 神奈川県横須賀生まれ。 少年時代、雑誌の挿し絵で伊藤彦造にひかれる。 |
1942年 | 18歳で陸軍に入隊(上官との命がけの恋)。 |
1945年 | 終戦。日本が貧しい時代、進駐軍(米国兵)との贅沢な時をおくる。 |
1955年 | ボディビル・ジムで三島由紀夫と出会う。二人で男の裸体画などを遊びで描いていた。この時「三島剛」のペンネームをもらうこの時の絵が切っ掛けとなり、画家の道を歩む。 ファッション・デザイナーや実業家のコレクターが三島の絵を集め始め、ヨーロッパにも流れて行った。コレクターに注文で描く事もあった。 |
1972年 | 日本初のゲイ・マガジン「薔薇族」創刊。 グラビアページ、小説の挿し絵を担当。 |
1974年 | 日本の代表的なゲイ・マガジン「さぶ」創刊。 表紙とグラビアを担当。三島が雑誌名も付けた。「薔薇族」のヨーロッパ調のゲイ・マガジンに対し「さぶ」は男臭さ、短髪、褌、入れ墨、日本刀、切腹という日本男児をテーマとした。三島のイメージをマガジンにしたと言われる。また三島も「さぶ」というメディアを自らのキャンバスとして生涯を終える。 |
1989年 | 昭和天皇崩御の3日前、酒の飲み過ぎ、肝臓炎で永眠。 |
1999年 | 東京、成山画廊にて初めて展覧会が開催される。 |
2002年 | 「さぶ」廃刊。 |
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